固定資産税(こていしさんぜい)
固定資産税とは、市町村(東京23区の場合は都)が毎年課税する地方税で、土地や建物などの「固定資産」を所有している人に対して課される税金です。1月1日時点の所有者に対して、その年の春ごろに納税通知書が届きます。
税額は、市町村が定める「固定資産税評価額」に基づいて算出され、土地や建物の用途によっては軽減措置が適用される場合もあります。特に住宅用地については、課税負担を軽くする特例措置が設けられているため、一定の条件を満たせば税額が低くなることがあります。
任意売却を検討している方にとって、固定資産税の滞納は大きな障害となり得ます。税金の滞納があると、市町村によって不動産に「差押え」の登記がされ、売却手続きが困難になることがあるからです。任意売却をスムーズに進めるには、滞納の有無を確認し、必要に応じて市町村と協議することが重要です。
住宅ローンを滞納している方の多くが、固定資産税の納付も困難な状況にあるため、早めの相談が問題解決の第一歩となります。